車でできる冬の防災対策|大雪・立ち往生に備える完全ガイド【防災ライフ365】
冬の大雪や寒波の影響で、車が立ち往生し長時間動けなくなる事故が毎年発生しています。特に高速道路や郊外では救助が遅れることもあり、車内で数時間〜半日以上を過ごすケースも少なくありません。本記事では、冬に車で備えておくべき防災アイテム、立ち往生時の安全行動、暖房の工夫などをまとめて解説します。
1. なぜ冬の車は危険なのか?
冬場は気温の低下と降雪により次のような危険が高まります。
- 積雪や吹雪で視界が悪化し事故が増える
- 道路が凍結しスリップ事故が起きやすい
- 渋滞や立ち往生で車内に長時間閉じ込められる
- 暖房を使い続けるとガソリンが枯渇する
- 排気口が雪で塞がると一酸化炭素中毒の危険
冬の運転は「車で避難・車で待機」の場面が発生しやすいため、事前準備が欠かせません。
2. 車内に常備したい防災アイテム
冬に備える車の装備は「暖」「食」「安全」「脱出」の4つが基本です。
(1)暖を取る防寒具
- 毛布・ブランケット
- 寝袋(封筒型が使いやすい)
- カイロ(貼るタイプ・大判)
- 簡易アルミブランケット
おすすめ:車中泊用ブランケット(軽量・保温)
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(2)非常食・飲料
- 500mlペットボトル水(数本)
- エネルギーバーやビスケット
- ゼリー飲料(冬でも凍りにくい)
(3)安全装備
- モバイルバッテリー
- LEDランタン・懐中電灯
- 簡易トイレ(長時間立ち往生に備えて)
- 携帯スコップ
- 牽引ロープ
おすすめ:折りたたみ式スコップ(金属タイプ)
雪の掻き出しやスタック脱出に便利。軽量で車に常備しやすい。▶ Amazonで見る
(4)滑り止め・脱出用品
- タイヤチェーン(非金属タイプが初心者にも扱いやすい)
- スプレー式滑り止め
- 緊急脱出プレート(スタック時に使用)
3. 立ち往生した時の安全行動
立ち往生した場合、焦らず次の行動を徹底します。
(1)まずは安全確保
- ハザード点灯 & 車外に出ず車内で待機
- 警察・道路管理へ状況を通報
- スマホのバッテリー節約
(2)暖房使用時に絶対必要なこと
- マフラー(排気口)が雪で塞がれていないか確認
- 1時間ごとに雪を除去
- 換気のため窓を1cm開ける
注意:排気口が塞がると一酸化炭素中毒に
暖房中は必ず排気の通り道を確保してください。
(3)ガソリン節約のコツ
- 暖房は「強→弱→OFF」で断続運転
- 厚着して暖房依存を減らす
- 吹雪で視界ゼロの時は無理に移動しない
4. 雪道を走る前に必ず確認すること
- ガソリンは最低 1/2 以上にしておく
- スマホの充電を




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